日頃より転がり軸受設計計算ソフトウエアMESYS Softwareをご利用いただき、誠にありがとうございます。MESYS Softwareは、2010年にリリース以来、世界で30か国、400社以上のユーザーにご利用いただいており、日本においても30社を超える様々なユーザー様にご利用いただいております。
今回、開発者であるMarkus Raabe氏を日本に招聘して、MESYS Softwareのユーザー様、転がり軸受計算にかかわる技術者にお集まりいただき、「転がり軸受」に関わる設計計算について、最新技術動向や活用事例を通して、技術的なディスカッションを行い、ソフトウエアの利用向上と設計業務の効率アップ、改善の一助になればと考えております。
また、2日間のワークショップにより、ISO16281による軸受寿命計算をはじめ、ソフトウエアの理論的バックグラウンドの解説とソフトウエアを利用した実習を通して、より深くMESYS Softwareをご理解いただければと考えております。
ベアリングに関わる技術者にとって、本セミナーとワークショップが少しでも機械設計の問題解決にお役に立てれば幸いです。皆様のご参加をお待ちしております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

日時

【1部】転がり軸受設計計算セミナー
2026年5月26日(火)13:00~18:00
定員 60名、 参加費 無料
申込みリンクhttps://attendee.gotowebinar.com/rt/2624965717710102106

【2部】MESYS Softwareワークショップ(2日間)
2026年5月27日(水)、28日(木)10:00~17:00
定員 20名、 参加費 10万円/人(税別)
申込みリンク https://attendee.gotowebinar.com/register/9144647457956898645

会場 ビジョンセンター東京 京橋
〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1相互館110タワー8F
共催 MESYS Japan/ニュートンワークス株式会社
注)セミナー、ワークショップの内容等については、変更となる場合がございます。
以上

【1部】MESYS Software User Meeting
「転がり軸受設計計算セミナー」アジェンダ

日時 2026年5月26日(火)13:00~17:30
場所 ビジョンセンター東京 京橋 (808室)
〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1相互館110タワー8F
定員 60名
参加費 無料

13:00 – 【Technical Keynote】
MESYS Softwareの最新の拡張機能、活用事例と将来の展望
MESYS AG CEO Markus Raabe氏

MESYS Softwareは、毎年ユーザーからの要望に基づき機能拡張を行っており、最近の追加された機能について紹介し、ユーザーにおけるEV電気モーターやスピンドルのパラメータバリエーション最適化の事例を紹介する。

14:00 – 【基調講演】
ベアリングトルクの測定事例
関東学院大学 理工学部理工学科 堀田智哉 准教授

本講演では、転がり軸受を対象に、転動体材質ごとのトルク差を実測事例を元に紹介する。また、グリース条件におけるトルクのばらつきや経時変動についても紹介する。

15:00 – 休憩 10分

15:10 – 【事例発表】
非線形剛性を考慮した転がり軸受の性能予測解析
日本精工株式会社 技術開発本部 西澤英雄 様

転がり軸受は、入力される荷重に応じて転動体と軌道輪の接触状態が変化するため、非線形な剛性特性を示す機械要素である。回転機械の性能をより高精度かつ迅速に予測するうえで、MESYS Softwareは有力な解析ツールである。本発表では、軸受メーカーの視点から、MESYS Softwareを用いた性能予測事例を紹介する。

15:40 – 【事例発表】
車両用ターボチャージャー設計・開発業務におけるMESYS活用事例の紹介
株式会社IHI車両過給機SBU開発部 田中 貴大 様

高温・高速回転下で安定的な長時間運転が求められる車両用ターボチャージャーにおいて、剛性、寿命、面圧や機械損失といった転がり軸受特性が要求仕様を満足しているかの成立性確認が求められる。
特に、転がり軸受の利点である低機械損失については、車両加速時の過渡性能や、巡行運転時の定常性能への改善効果も大きく、精度の良い計算が重要である。 本発表では、MESYSを用いた計算事例と実機計測結果との比較について、紹介する。

16:10 – 【事例発表】
コンバインのトランスミッション開発におけるMESYSの活用
株式会社クボタ 収穫機技術部 渡邊 幸資 様

弊社は穀物を収穫するコンバインを開発している。そのトランスミッションは前後進・増減速に加えて左右旋回も担っており、作業中の収穫物による機体重量の変動も考慮した多様なモードで軸・歯車・軸受の耐久性を設計段階で評価している。耐久性評価の精度向上のため軸のたわみまで考慮して計算できるMESYSを導入し、妥当性を検証した事例を紹介する。

16:40 – 【事例発表】
MESYSを基幹とした設計者のための回転機NV低減ソリューション
ニュートンワークス CAE総合開発センター 佐々木 宏樹 様
高回転化が進む回転機開発において、振動・騒音対策の重要性は増大しており、部品単体を超えたアセンブリ全体での対策が重要となっています。本発表では、ロータ系を全体的に扱えるMESYSを核に据え、歯面形状やケース構造の最適化手法を合わせて活用する、ロータ系のアセンブリ状態を考慮できる効率的な振動・騒音低減ソリューションを紹介する。

17:10 – クローズ

17:20 – 懇親会

19:00 – 終了

【2部】「MESYS Softwareワークショップ」アジェンダ
―ソフトウエアの理論バックグラウンドの解説と実習―

日時 2026年5月27日(水)、28日(木)10:00~17:00
場所 ビジョンセンター東京 京橋 (801室)
〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1相互館110タワー8F
定員  20名
参加費 10万円(税別)
講師 開発者Markus Raabe氏 (使用言語は英語)
その他 ノートパソコンを使いますので、各自ご持参下さい。ソフトウエアが入ったUSBキーを差して利用します。こちらで準備(費用1万円(税別))も可能です。その後一カ月間無償にてご利用いただけます。

【1日目】

  1. ISO 281およびISO 16281に準拠した軸受寿命の計算
    • 計算方法の基本
    • 計算方法の主な違い
    • 定格荷重の計算
  2. 軸受内の荷重分布の計算
    • 影響因子、軸受すきま、弾性膨張
  3. 荷重スペクトルを使った計算
  4. 大型軸受に必要な硬化深さの計算
  5. 軸受計算におけるパラメータサーベイ機能
  6. 玉軸受の計算
    • スピン/ロール比
    • 4点接触軸受のすきま
    • 遠心力とジャイロモーメントの影響
  7. ころ軸受の計算
    • ローラープロファイルの影響
    • 面圧分布計算の拡張機能

【2日目】

  1. シャフトと軸受の計算間の相互関係
    • 固有振動数、軸受剛性
    • スピンドル軸受の組み合わせ
    • 複数シャフトのシステム
  2. シャフトシステムの定義
  3. シャフトの位置決め
  4. 荷重スペクトル、パワーフローの変動、遊星歯車ステージ
  5. 軸受予圧の定義
  6. シャフト計算におけるパラメータバリエーション
  7. ハウジング剛性と3D弾性パーツの考慮
  8. 固有値解析