複式軸受の予圧抜け荷重

複列軸受の予圧抜け荷重は、 転がり軸受解析の結果として直接利用できません。しかし、予圧抜け荷重はパラメータバリエーションを用いて容易に求めることができます。 予圧抜け荷重は、複列軸受の一列が無荷重の状態になる外部アキシアル力として定義されます。 2列の軸受が2つの単列軸受として軸受コンフィグレーション機能を使用して定義されている場合、1軸あたりの軸方向の力は、外部アキシアル力として現れます。 青色と赤色のアキシアル力に加えて、最小の接触応力も緑色で示されています。...

シャフトシステム計算に3次元弾性パーツをインテグレーション

ギヤボックスのようなシャフトシステムの計算では、シャフト強度、ベアリング寿命、およびギヤの安全係数の計算のために、シャフトは1次元要素としばしば考えられます。 これには、計算時間が短く、境界条件を簡単に考慮するという利点があります。 異なる支持位置で剛性を結合する剛性マトリックスを使用することによって、追加のハウジング剛性を容易に加えることができます。 MESYS shaft system calculation...

転がり軸受の剛性は、軸受荷重の増加と共に増えますか

通常、転がり軸受の剛性は、軸受荷重の増加と共に増加します。 その理由は接触面積の増加にあります。 いつもそうでしょうか? 予圧のかかった軸受にラジアル荷重が加わると、ラジアル荷重が増加する事により軸受の剛性が低下する可能性があります。 その理由は、いくつかの転動体において荷重が減少し、接触領域が減少するからです。 次の図は、すきまのない6204深溝玉軸受のアキシアル方向およびラジアル方向の剛性を示しています。 アキシャル荷重は500Nであり、ラジアル荷重が増加することにより、剛性は最初は減少します。...