通常、転がり軸受の剛性は、軸受荷重の増加と共に増加します。 その理由は接触面積の増加にあります。 いつもそうでしょうか?
予圧のかかった軸受にラジアル荷重が加わると、ラジアル荷重が増加する事により軸受の剛性が低下する可能性があります。 その理由は、いくつかの転動体において荷重が減少し、接触領域が減少するからです。 次の図は、すきまのない6204深溝玉軸受のアキシアル方向およびラジアル方向の剛性を示しています。 アキシャル荷重は500Nであり、ラジアル荷重が増加することにより、剛性は最初は減少します。 大きなラジアル荷重の場合、荷重方向と反対の転動体がアンロードされた後に剛性が再び増加します。 ラジアル荷重0N、1500N、3500Nの荷重分布を図に示します。

すきまのある軸受を使用すると、剛性の低下が大きくなります。

The stiffness of a 6204 deep groove ball bearing without clearance under axial load of 500N and radial load